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ミドルシニア向け☆はじめてのキャリア研修(10)~自己理解沼! 

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WILLとは曖昧で言語化しにくく、また一度言語化しても「本当だろうか?」と疑問に思える。
また違う方法で、また別の側面から自己分析をはじめてしまう。
一番難しくて、面白くて、悩ましい部分だと、前回お話ししました。
それでもいろんなツールを使って自己理解を進めることは可能です。

キャリアアンカー

キャリアアンカーは、キャリアを考える上でもっとも手軽でキャッチーなツールだと思います。

アンカーとは錨の事。
キャリアアンカーは、エドガー・シャイン教授が提唱しているキャリア形成の概念で、個人が自らのキャリアを形成する際に最も大切で、他に譲ることのできない価値観や欲求のこと、また、周囲が変化しても、自己の内面で不動なもののことをいいます。

キャリアアンカーは8つのカテゴリに分かれていて、いくつかの問いに答えることによって、自分のキャリアに対する価値観や欲求がカテゴライズされます。
こちらで無料診断ができるようです。

キャリアアンカーの8つのカテゴリとは以下の通りです。
1.専門・職能別・・・自分の技能・専門性が高まり、活用できること、
2.全般管理・・・組織の中で、責任のある役割を担うこと、
3.自立・独立・・・仕事を自分のやり方で仕切っていくこと、
4.保障・安定・・・会社の雇用保障などの経済的な安定のこと、
5.独創性・・・クリエイティブに新しいことを生み出す、自身が会社や事業を起こす機会、
6.奉仕・社会貢献・・・社会に貢献したり、奉仕したりすること、
7.純粋な挑戦・・・解決困難な問題に挑むこと、
8.ライフスタイル・・・個人的な欲求と家族・仕事とのバランスを調整することとなります

質問に答えていくと、自分がこれらのどれに一番重きを置いているかがわかるわけです。

たとえば、「奉仕・社会貢献」という価値観に重きを置いている人がマネジメント職を目指さなければならない環境にいたら、それは価値観にそぐわず、とてもストレスフルかもしれない。

たとえば、「純粋な挑戦」という価値観に重きを置いて、難しい問題に挑戦し達成していくことが大好きな人が、安定的で新しい考え方を受けいれない、ぬるま湯のような環境にいたら、そりゃあ飛び出したくなるかも。

「世間」「常識」「べき論」から離れて、自分が何を求めているのかを言語化することができるのではないでしょうか。

お金があればMBTI

MBTIは、Webで簡単に診断できる16Personalitiesとは違います。

MBTIの場合、診断テストのような質問に回答してカテゴリをざっと出したあと、資格者によるワークショップを経て、最終的に自身のタイプが判定されます。
私の場合、質問用紙でのカテゴリはISTPでしたが、ワークショップを経て、INTJであると判定されました。

「T」は思考ですけど、MBTIタイプ入門というガイドによると
「思考機能が発達していないと、貴重な洞察を周囲に役立つ形でわかりやすく伝えることが難しくなる」とのこと。
Tだから論理的かと思いきや、思考機能が発達してないと論理的に話せないってことじゃないですか。

また、「T/思考」は「F/感情」と対になっているんですけど、感情を無視しすぎると
「自分の判断が周囲の人に与える影響に重きを置かない」
「他者が求めるほどには人をほめたり、親密にかかわろうとしない」というような行動となって表れる
とされています。
つまり、「TだからってFを無視しちゃだめだよね」という理論なんです。

たとえば、INTJのわたしは、きちんと他人の感情を重視しないと、将来本当にひとりぼっちになってしまう可能性がありますね。
たとえマネープランをしっかりさせて、やりたいことをやっていても、死ぬ前にこれでいいのかって問いかけた時、後悔しないかどうか・・・。

MBTIは時間とお金がかかります。
質問用紙に答えるだけなら早いし安いもんですが、実際には有資格者に判定してもらう必要があるので、それだけで2時間以上はとらないといけないし、有資格者に来ていただくとなると〇〇万円以上・・・じゃないですかね?
個人向けで1回〇万円とかですしね。
ただ、MBTIはやっぱり深い。面白いです。

マインドマップを作る

本当のマインドマップはこちらのように視覚的イメージの強いもののようですね
思考を整理したり、読書メモ、アイデアを出すためなどに使われます。自己の価値観の言語化も可能です。

  • まず真ん中に「自分」と書く
  • 自分を構成する要素を周りに書く 仕事、家族、コミュニティ活動、趣味・・・
  • そのまわりにその要素に対してどのように行動したいか、どのように思っているかを自由に書く

マインドマップは、頭の中に浮かんだ言葉や思いを自由に書いていけばいいだけです。
本当のマインドマップのように色や絵を自由に描いていくこともアリだと思います。

マインドマップは作れる人と作れない人がいます。
これまでの経験上、MBTIでNの人は頭の中の大宇宙から言葉があふれ出てくるでしょうけど、Sの人は箇条書きになっちゃうみたいです。これはもう仕方がない。

マンダラチャートを作る

マインドマップと似たもので、マンダラチャートというのもあります。これは大谷翔平氏が作っていたということで有名になりました。
目標達成のために作成する方が多いですが、マインドマップと同様に、内省に使うことは可能だと思います。

  • 9×9のマスを作り、真ん中に「自分」と書く
  • 自分を構成する要素を周りの8マスに書く。仕事、家族、コミュニティ活動、趣味・・・
  • その8つを周辺の3×3のマスの中心に転記し、そのまわりにその要素に対してどのように行動したいか、どのように思っているかを書く

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

八木仁平氏の「世界一やさしい やりたいことのみつけかた」は丁寧だし、現実でのデータがあるように思います。

彼によると本当にやりたいことは「好きなこと×得意なこと×大事なこと」で、それらを見つけるお手伝いをコンサルタントとしてされており、その経験を本にされています。
すごくテクニカルで現実的な良書だなと思います。

この本の中で八木氏も価値観をマインドマップでまとめると書いていますし、いくつかの方法をクロスさせて内省していくのはよいと思います。
この本では、本当に言語化が難しい人のために、キーワードもまとめているので、そのなかから自分にしっくりくる言葉を選んでまとめると、自分の価値観が言語化できると思います。

自己理解はほどほどに


本当に自分って、価値観って曖昧で言語化しにくいですね。
一度言語化しても「本当だろうか?」と疑問に思えて、別の側面から見たくなる。
一番難しくて、面白くて、悩ましい部分です。

ただ、ここで沼っても仕方ないと思うんですよ。

自分なんて果てしない、あるいは無いかもしれない存在なんですからね。
ただの複雑な一連の化学反応にしか過ぎないかもしれないわけです。

「世界一やさしい やりたいことのみつけかた」の八木仁平氏も、いつまでも自己理解にはまっていないで、今やりたいことをやるべきだと書いてます。

一度、自己理解ツールを使って、自分の価値観、好きなもの、好きなこと、大事なことなど、言語化しましょう。
そしてそのあと自己理解に沼ることはやめて、さっそくアクションをしていくことをお勧めします。

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