定年後の不安は、だいたいお金の不安です。
そのため、キャッシュフロー表まできっちり作成してしまえば、あとは行動あるのみ。
そこまで不安は感じません。
ただ、落とし穴がありますね。
そう、健康です。
最初に人生を旅となぞらえてお金の棚卸から始めましたが、働き続けてお金が稼げるのは健康だからこそ。
夢や目標を実現できる土台は、まぎれもなく健康です。
健康の棚卸として人間ドックをうけよう
人間ドックは定期的に受けましょう。
ご存じの通り、40歳を超えると毎年なにかしら引っ掛かります。
シニアともなると男女とも、当然のように脂質代謝異常、高血圧、肝機能障害、糖尿病疑い、尿酸値等々、デフォルト設定かというくらい引っ掛かります。
でも、そういう結果こそ、健康の棚卸ですよね。
自分がどこに気をつけて暮らせばいいかがわかるわけです。
家計簿をつけるのと同じです。
食費がかかりすぎていて調べてみたらおやつを買いすぎだった。あるいはお酒の飲みすぎだった。
そして人間ドックでは肥満判定だった。
だとしたら、それ、アホの永久運動だと思いません?
一生懸命お金を使って健康を害してるわけですもんね。
もちろん生きていくうえでおやつやお酒が大切ってこともあるのでね、一概には言えません。
ただ、もし不要であるならば、健康指導をうけるなりして食生活等を改善していきましょう。
歯と歯茎の健康
さて高齢者に対するアンケートで、健康面で一番後悔していることを聞いたところ、トップが歯の健康だったそうです。
私は定期的に歯と歯周病のチェックをしてもらっていますが、かかりつけの先生によると「虫歯のない方のほうが過信して歯周病になる方が多いです」とのこと。
統計はないのでどこまで本当かはわかりませんが。
ただ、とにかく歯周病が全身に及ぼす影響が非常に大きいんですよね。
歯周病菌は腫れた歯肉から血管内に侵入し全身に回ります。
血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り、
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 糖尿病
などの影響を体に残していくらしいのです。
歯周病はフロスでかなり削減できると思うんですが、それでも定期的な歯のチェックは続けるべきかと思います。
筋肉をつけよう
よく聞きますよね、お年寄りが転倒してしまい、入院してそのまま寝たきりに・・・。
定年を控えたくらいの年代だとまだまだ先の話だと思うかもしれませんが、お年寄りが転倒にいたるストーリーは、もう今から始まっているんです。
この健康長寿ネットによると、転倒は75歳から増えてくるそう。
ですが、筋力の低下は50歳ごろから少しづつはじまっているようです。
そう、「転倒 第0章」ですね。おお怖い。
とはいえこれまで運動なんかしていなかった私などのような人間は、急に走るなどと言っても体力がついていきませんし、長続きしません。
何にしろまずは続けていけそうなものをみつけて習慣として続けていけるような運動を探してみましょう。
ちなみに私はリングフィットをもう何周?ってくらい続けてます。これくらいが私は一番いい感じ。
公的な健康指導を利用しよう
世の中にはいろんなスポーツジムがありますし、シニアのための筋トレ教室もあります。
もちろんそういった施設を利用するのもいいと思います。
ただ、あなたのお勤めの会社の健康保険組合に、もしかしたら「健康指導」というサービスがあるかもしれません。
そうすると、食事の指導、運動(筋トレ)の指導が、タダで受けられます!
私の場合も、所属の健康保険組合にそのようなサービスがあることを見つけたので、利用しています。
オンラインと対面が選べて、わたしはオンラインでの利用です。
在宅勤務日のお昼の時間を利用できるので便利です。
もちろんお金をかけたほうが事細かい指導があるとは思いますが、なによりタダです。
それに余計なものを買わされる恐れもなく、安全です。
健康保険組合によってサービスが違うのでそれぞれ調べる必要がありますが、一度検討してみてはいかがでしょうか。
コメント